朝、鏡で自分の顔を見て、ドキッとした経験は誰にでもあるはずです。
理由は人によって違うかもしれませんが、そのひとつがフェイスラインの
崩れです。
なんとなくいつもと違った感じがする、逆三角形だった輪郭がベース型に
なっていると感じるのは、顔のたるみが始まっている証拠です。
ひどくならないうちに戻したいものですが、なにが原因なのでしょうか。
まず体重の増加が考えられます。
体重が増えることで頬に脂肪がつき筋肉が耐えられなくなって重心が
さがります。
また小声で話すことが多くなった、忙しくて食事の時によく噛まないと
いうようなことが増えると口や頬の周りの筋肉が衰え、顔のたるみに
つながります。
顔のたるみが進むとマイナスなことがいっぱいです。
年齢よりも老けて見える、あごの周りがぼやけて太って見える、口角が下がって陰気な印象になるなど、できるなら避けたいことばかりですがどうしたらよいのでしょうか。
そういう場合は顔のたるみが深刻になる前に表情筋を鍛えるトレーニングをすることです。
体の筋肉はいくつになっても鍛えられるものですが、それは顔も同じです。
表情筋を鍛えるトレーニングをして顔のたるみを解消することで、
引き締まったフェイスラインを取り戻すことができます。
顔のたるみで老けて見られるポイントは主に3つです。
目の下と口の周り、あご周りで、これらに関係する表情筋を鍛えれば
たるみを解消することができます。
まず目の下の引き締めですが、顔は正面を向いたまま視線をぐるりと
一回転させます。
このときゆっくりと動かすことが大切で、その刺激が目の周りの筋肉を
鍛えることになります。
口の周りの表情筋トレーニングはあ・い・う・え・おの母音5音を
大きく口を開けてはっきりと発音することです。
あの音は口を上下に開けることを意識して首に縦筋ができるくらい大きく、
いの音は口を左右に開くことを意識してこちらも首に筋ができるくらい
開けます。
うの音は口を思いっきり前に突き出し、えの音は口角を上げることを
意識して、おの音は鼻の下をできるだけ長く伸ばします。
いずれの発音も口を開けていることを意識しながら5秒間程キープすることが
ポイントです。
あご周りのトレーニングは、顔の下半分にあたる下あごを左右に
ゆっくりと20回から30回ほどずらします。
この動きを繰り返すことであごの周囲の筋肉を鍛えることができます。
これまでに紹介したエクササイズはどれも手軽にできるものばかりです。
筋力は衰えるものだからと悲観的にならないで、表情筋トレーニングで
顔のたるみを引き上げれば若々しさを取り戻せます。